基本 · Unit 17

現在完了 (基本概念と形)

現在完了は have / has + 過去分詞(p.p.) の形で、過去に起こったことを現在と結びつけて表す時制です。単純過去が特定の過去の時点(yesterday)のできごとを言うのに対し、現在完了はその出来事が今とどうつながっているかに焦点を当てます。

概念の説明

現在完了は have / has + 過去分詞(p.p.) の形で、過去に起こったことを現在と結びつけて表す時制です。単純過去が特定の過去の時点(yesterday)のできごとを言うのに対し、現在完了はその出来事が今とどうつながっているかに焦点を当てます。

 

A.  形 — have / has + 過去分詞 

現在完了は主語に合う have または has のあとに動詞の過去分詞(p.p.) をつけて作ります。公式は have / has + 過去分詞 ひとつで、3人称単数(he / she / it)のあとにだけ has、そのほかは have を使います。

主語助動詞 + p.p.
Ihave + p.p.I have finished.
youhave + p.p.You have finished.
he / she / ithas + p.p.She has finished.
wehave + p.p.We have finished.
theyhave + p.p.They have finished.
  • I have worked here for two years. (私はここで2年間働いています。)
  • Anna has read that book. (Anna はその本を読んだことがあります。)
  • We have seen this movie before. (私たちはこの映画を以前に見たことがあります。)

 

B.  過去分詞の作り方 — 規則動詞と不規則動詞 

規則動詞の過去分詞は原形に -ed をつけて過去形と同じ形になりますが、不規則動詞は原形・過去・過去分詞の3つの形を別々に覚える必要があります。会話でよく使われる不規則動詞は丸ごと暗記するのが効率的です。

原形過去過去分詞
規則 (-ed)workworkedworked
規則 (-ed)livelivedlived
規則 (-ed)studystudiedstudied
不規則gowentgone
不規則seesawseen
不規則eatateeaten
不規則dodiddone
不規則havehadhad
不規則writewrotewritten
不規則bewas/werebeen
  • I have studied English for six years. (私は英語を6年間勉強しています。)
  • She has gone to the store. (彼女は店に行っています。)
  • We have eaten lunch already. (私たちはすでに昼食を食べました。)
  • He has written three books. (彼は本を3冊書きました。)

 

C.  過去時制との違い — 特定の時点 vs 現在との結びつき 

単純過去は yesterday・last week のような明確な過去の時点のできごとに、現在完了はその出来事が今とどうつながっているかに焦点を当てます。そのため現在完了に yesterday のような特定の過去の時点表現は使わないのが原則です。

時制焦点
単純過去特定の過去の時点で終わったことI saw Anna yesterday.
現在完了: 経験これまでの人生経験I have seen that movie.
現在完了: 完了ちょうど・すでに終わって現在に影響She has just arrived.
現在完了: 継続過去から今まで続いているWe have lived here for 10 years.
  • I went to Paris in 2020. (私は2020年にパリへ行きました。)
  • I have been to Paris twice. (私はパリに2回行ったことがあります。)
  • She finished the report an hour ago. (彼女は1時間前にレポートを終えました。)
  • She has just finished the report. (彼女はちょうどレポートを終えたところです。)

重要ポイント

  1. 1現在完了は have / has + 過去分詞(p.p.) の形で、3人称単数の主語にだけ has を使うという点が形の中心です。(例: She has lived / We have lived)
  2. 2現在完了は「今とつながった過去」を表すので、yesterday・last week のような特定の過去の時点表現とは一緒に使わないというルールを知っておきましょう。(例: I saw him yesterday. — I have seen him yesterday. は誤り)
  3. 3不規則動詞の過去分詞(gone, seen, eaten, done, been, written)は原形・過去・過去分詞の3つの形をまとめて覚えておかないと混乱するという点が学習ポイントです。
  4. 4現在完了は大きく分けて経験(〜したことがある)、完了(ちょうど・すでに終わった)、継続(ずっと〜してきている)の3つの意味で使われるという全体像を先につかんでおくと、以降の細かいユニットが楽になります。
  5. 5日本語の「〜したことがある・〜してきた・もう〜した」が、いずれも現在完了で表現できるという点を知っておくと、時制の選び方がスムーズになります。

例文

I have visited Japan three times.
私は日本に3回行ったことがあります。
She has lived in Seoul for ten years.
彼女はソウルに10年間住んでいます。
We have known each other since childhood.
私たちは子どものころからお互いを知っています。
He has worked at this company for five years.
彼はこの会社で5年間働いています。
They have studied English for a long time.
彼らは長い間、英語を勉強してきました。
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こんな間違いに注意

She have lived here for 5 years.
She has lived here for 5 years.
I have saw that movie.
I have seen that movie.
He has went to school.
He has gone to school.
I have visited Tokyo yesterday.
I visited Tokyo yesterday.
We has finished dinner.
We have finished dinner.
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