発展 · Unit 66
関係詞 — that の識別
that は指示代名詞・指示形容詞・名詞節接続詞・関係代名詞・強調構文 It is 〜 that 〜 の5つの用法で使われるので、位置と後ろの要素を一緒に見て判別します。
概念の説明
that は指示代名詞・指示形容詞・名詞節接続詞・関係代名詞・強調構文 It is 〜 that 〜 の5つの用法で使われるので、位置と後ろの要素を一緒に見て判別します。
A. 指示代名詞・指示形容詞 that — 「あれ / あの〜」
指示代名詞 that は「あれ・あの人」という意味で単独で名詞の位置を埋め、指示形容詞 that は名詞の前について「あの〜」という意味で名詞を指します。発音するときに強勢が置かれるのが特徴です。
| 用法 | 位置 | 例 |
|---|---|---|
| 指示代名詞 | 名詞の位置(主語・目的語) | That is mine. |
| 指示形容詞 | 名詞の前 | I like that book. |
- That is a great idea. (あれは本当に良いアイデアです。)
- I want that one, please. (あれをください。)
- That man is my uncle. (あの男性は私のおじです。)
- I don't remember that day. (私はあの日を覚えていません。)
B. 名詞節接続詞 that vs 関係代名詞 that
名詞節接続詞 that は後ろに完結した節が来て、関係代名詞 that は後ろの節の中に主語や目的語が1つ欠けた不完全な節が来ます。接続詞 that は訳しませんが、関係代名詞 that は「〜する(先行詞)」と訳されます。
| 用法 | 後ろに来る節 | 例 |
|---|---|---|
| 名詞節接続詞 that | 完結した節(主語+動詞+目的語) | I think that she is right. |
| 関係代名詞 that (主格) | 主語が欠けた節 | the book that is on the desk |
| 関係代名詞 that (目的格) | 目的語が欠けた節 | the book that I read |
- I believe that he is honest. (私は彼が正直だと信じています。)
- She said that she was tired. (彼女は疲れていると言いました。)
- This is the movie that won the prize. (これは賞を受賞した映画です。)
- The book that I bought is interesting. (私が買ったあの本は面白いです。)
C. 強調構文 It is 〜 that 〜 — 「〜なのはまさに…だ」
It is のあとに強調したい語句を入れて that の後ろに残りの文をつなぐと、その語句が「まさにこれだ」と強調される構造です。that の判別 = 文中の位置と後ろの要素を確認 というアプローチで5つの用法を総合的に区別しましょう。強調対象が人なら that の代わりに who にも置き換えられます。
| 強調対象 | 例 |
|---|---|
| 主語の強調 | It is Anna that met me. |
| 目的語の強調 | It is this book that I bought. |
| 場所の強調 | It was at the park that we met. |
| 時の強調 | It was yesterday that she called. |
- It is Kevin that broke the window. (窓を割ったのはまさにケビンです。)
- It was in 2020 that I moved to Seoul. (私がソウルに引っ越したのはまさに2020年です。)
- It is coffee that I want, not tea. (私が欲しいのはお茶ではなくまさにコーヒーです。)
- It was at the airport that I lost my wallet. (私が財布をなくしたのはまさに空港です。)
重要ポイント
- 1that の後ろに完結した節が来れば名詞節接続詞、主語・目的語が欠けた不完全な節が来れば関係代名詞と区別してください。(例: I think that she is right. / the book that I read)
- 2指示代名詞・指示形容詞 that は「あの・あれ」と訳され発音するときに強勢が置かれますが、名詞節接続詞・関係代名詞 that は弱く発音されるという音の感覚も身につけましょう。
- 3It is 〜 that 〜 の強調構文で強調対象が人なら that の代わりに who にも置き換えられ、物・時・場所には that のみを使うという点が実践的なコツです。(例: It is Anna that / who called me)
- 4関係代名詞 that はコンマと一緒に使わないというルールを覚えてください。(X: my father, that is a doctor / O: my father, who is a doctor)
- 5名詞節接続詞 that は会話でよく省略されますが、関係代名詞 that は目的格のときだけ省略でき、主格は省略しないという違いを覚えておきましょう。
例文
That is my book.
あれは私の本です。
I like that song.
私はあの歌が好きです。
That man is my uncle.
あの男性は私のおじです。
I think that she is right.
私は彼女が正しいと思います。
She said that she was tired.
彼女は疲れていると言いました。
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こんな間違いに注意
I think that she is right.
The book that I read is good.
It is Anna that called me.
My father, who is a doctor, is kind.
The book that I read yesterday is fun.