発展 · Unit 14
to不定詞 — 用法の識別 (総合)
to 不定詞は文中の位置と周りの品詞によって、名詞的・形容詞的・副詞的用法のいずれかで使われます。このユニットではその識別を総合的に練習します。
概念の説明
to 不定詞は文中の位置と周りの品詞によって、名詞的・形容詞的・副詞的用法のいずれかで使われます。このユニットではその識別を総合的に練習します。
A. 名詞的用法 — 主語・目的語・補語の位置
名詞的用法は「〜すること」という意味で、名詞が置かれる位置(主語・目的語・補語)に入ります。多くは want・hope・decide・plan・need のような動詞のあとや、be動詞のあとの補語、文頭の主語の位置に現れます。
| 位置 | 文中の位置 | 例 |
|---|---|---|
| 主語 | 文頭 | To read books is my hobby. |
| 目的語 | 動詞のあと | I decided to quit. |
| 補語 | be動詞のあと | My goal is to graduate. |
- To finish this project on time is our goal. (このプロジェクトを時間通りに終えることが私たちの目標です。)
- She hopes to become a teacher. (彼女は先生になることを望んでいます。)
- His dream is to travel around the world. (彼の夢は世界中を旅することです。)
B. 形容詞的用法 — 名詞のすぐうしろから修飾
形容詞的用法は前の名詞をうしろから修飾し、「〜する…」という意味を作ります。名詞と to 不定詞の間に他の要素がほとんどない語順が強い手がかりです。
| 名詞 + to V | 意味 |
|---|---|
| something to eat | 食べるもの |
| a book to read | 読む本 |
| time to leave | 出発する時間 |
| a place to stay | 泊まる場所 |
- I need a pen to write with. (私は書くためのペンが必要です。)
- She has many friends to talk to. (彼女には話し相手の友達がたくさんいます。)
- Is there anything to drink in the fridge? (冷蔵庫に何か飲むものはありますか。)
- It's time to go home. (家に帰る時間です。)
C. 副詞的用法 — 動詞・形容詞・文全体を修飾
副詞的用法は動詞・形容詞・文全体を修飾し、目的・結果・感情の原因・判断の根拠などさまざまな意味を作ります。to 不定詞の位置 → 用法識別のカギ — 名詞の位置でも名詞のうしろでもなければ、たいてい副詞的用法です。
| 細かい意味 | 手がかりの位置 | 例 |
|---|---|---|
| 目的 | 動詞 + to V | I went to buy milk. |
| 結果 | grew up / lived to V | He grew up to be a doctor. |
| 感情の原因 | 形容詞 + to V | I'm happy to see you. |
| 判断の根拠 | 形容詞 + to V | He must be crazy to say that. |
- She studied hard to pass the exam. (彼女は試験に合格するために一生懸命勉強しました。)
- He lived to be 90. (彼は90歳まで生きました。)
- I'm glad to hear the news. (その知らせを聞いて嬉しいです。)
- She must be smart to solve that problem. (あの問題を解くとは彼女は賢いに違いありません。)
D. 3つの用法の対比 — 一目で確認
3つの用法を対比表でまとめておくと、実戦で to 不定詞に出会ったときに位置と意味を即座にマッピングできます。識別の順序は「位置の確認 → 前の要素の確認 → 意味の確認」です。
| 用法 | 位置・前の要素 | 代表的な意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| 名詞的 | 主語・目的語・補語の位置 | 〜すること | I want to eat. |
| 形容詞的 | 名詞のすぐうしろ | 〜する名詞 | something to eat |
| 副詞的 | 動詞・形容詞・文のうしろ | 〜するために・〜して | I ate to live. |
重要ポイント
- 1識別はまず文中の位置から確認 — 主語・目的語・補語の位置なら名詞的、名詞のすぐうしろなら形容詞的、それ以外はたいてい副詞的です。(例: To read books / a book to read / went to read)
- 2名詞的用法は want・hope・decide・plan・need の目的語や be動詞のあとの補語で最もよく登場します。(例: My goal is to graduate.)
- 3形容詞的用法は something・anything・a book・time のような名詞のすぐうしろについて「〜する…」という意味を作ります。(例: something to eat.)
- 4副詞的用法は目的・結果・感情の原因・判断の根拠の4つに分かれ、前に来る要素と文脈で細かい意味が決まります。(例: I'm glad to see you.)
- 5名詞の位置ではない場所に to 不定詞が来ればほとんどが副詞的用法で、その中でも「〜するために」という目的の意味が最も多いです。(例: I went to buy milk.)
例文
To learn a new language takes time.
新しい言語を学ぶことは時間がかかります。
She decided to move to a new city.
彼女は新しい街へ引っ越すことを決めました。
My plan is to save money for a trip.
私の計画は旅行のためにお金を貯めることです。
I have a lot of homework to finish tonight.
私は今夜終わらせるべき宿題がたくさんあります。
Do you have anything to eat in the kitchen?
キッチンに何か食べるものはありますか。
このユニットには例文がもっとあります。登録すると全文を音声つきで確認できます。
こんな間違いに注意
To learn English is fun.
I have a lot of work to do.
She went to the store to buy milk.
I'm happy to see you.
He grew up to be a doctor.